ホームインスペクションとは?
私が今住んでいる家は、中古物件を購入したものです。
自然豊かな里山に建てられた家なので、特に湿気によるカビの影響が大きく、購入前にホームインスペクション(住宅診断)をしてもらいました。
おや?聞きなれない言葉が出てきましたね。
ホームインスペクションとは何ぞや?
住宅を購入しようとする時、問題ないように見えても素人には分からない問題を抱えている場合があります。
住み始めてから「しまった!」とならないように、一級建築士がプロの目で住宅の隅々までチェックしてくれるホームインスペクションというサービスがあるのですね。
自分で目利きできる人には全く必要ないものなので、ホームインスペクションは不要というご意見もあるようですが、私自身はこのサービスを利用して安心して中古物件を購入することができたので、依頼した時の様子や感想をお伝えします。
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ご興味のある方は、こちらの記事を読むとより分かりやすいかと思います。
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ちなみに私はこちらの会社に依頼しました。
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ホームインスペクションの感想
ホームインスペクションの会社に依頼して数日後、一級建築士さんが現地にやってきました。
半日ほどかけて、家のあらゆる個所の傷みや床の傾き、水回り、建具の建付け、床下や屋根裏に潜り込んでカビや白アリなど害虫の確認、お隣さんとの境界に問題がないかなど、じっくり調査してくれました。
後日、それぞれの箇所の問題点についてまとめたレポートを送ってもらいました。問題のある個所については、問題解消方法も記載してありました。
その問題をこの会社が解決するわけではなく、あくまでも第三者的な立場で実際どうなっているのかを教えていただけるわけです。
その一級建築士さんにはアフターフォローとして電話相談できるので、私はリフォームが始まった後も不明点が出てくる度に相談に乗ってもらっていました。
診断結果を元にその物件を購入するかどうか検討できる点、リフォーム内容が予めはっきりしているのでリフォーム会社との交渉がスムーズに進む点が、非常に助かりました。
ホームインスペクションを利用すると、物件の契約やリフォームの手順が下図のように逆転する気がしました。
※個人の感想です
(ホームインスペクションをしない場合)
不動産会社で契約 → リフォーム会社を探して依頼 → どこまでリフォームが必要かリフォーム会社によって判断はマチマチなので、数社に相見積もりを取りながら翻弄されそうな予感 → リフォーム費用によっては物件購入を後悔するかも?
(ホームインスペクションをする場合)
不動産会社に気になる物件の調査をさせてほしいと依頼 → 第三者機関によるホームインスペクション → リフォーム会社数社にリフォーム内容を指定して相見積もり → 予算内でリフォームできそうなら不動産会社で契約
屋根裏に通風口がない!?
ホームインスペクションの説明が長くなってしまいましたね。
何が言いたかったかというと、ホームインスペクションをしてもらった時点で我が家の屋根裏には通風口がないという問題点が判明していたのでした。
屋根裏の通風口がないと、どんなデメリットがあるのでしょうか?
まず住人にとっては、屋根裏に熱がこもるので夏場の暑さが半端ないことになります。
害獣にとっては入りにくそうに思えますが、逆にどこかの隙間から屋根裏に入り込めた場合は彼らの天国になってしまうようです。
空気が淀んだ不浄な場所には、闇の者どもが集ってくるイメージですかね。
春夏は害虫が増えそうだし、秋冬は害獣たちが暖かいマイホームに「ただいま!」と一直線
なぜ分かっていたのに屋根裏のリフォームをしなかったかというと、家の構造に関わる難しい工事になることと、何より予算不足のため、居住空間ではない屋根裏は諦めてしばらく様子見しましょうとなったのでした。
しかし私の脳内にはこの時、あるアイデアが浮かんでいたのでした。
屋根裏と同じレベルに小屋裏収納があるので、屋根裏と小屋裏収納の間の壁に穴を開ければ良いのではないかと。
その壁面なら家の構造に関係ないし。
小屋裏収納の窓を開ければ、きっと爽やかな風が通り抜けるはず。
リフォーム中に何度かそのアイデアを担当者に伝えたのですが、なぜかお耳に入らなかったようです。
変なおばちゃんが変なアイデア出したから?(自虐)
小屋裏収納に点検口を設置
ネズミ騒動で屋根裏に日常的に出入りするようになって(ネズミじゃなくて私の話)、狭い天袋をよじ登るのは本当に大変だったので、屋根裏と小屋裏収納の間の壁に点検口を作れないかとリフォーム会社に相談してみたところ、今度はOKとのことで、ようやく私のアイデアが日の目をみることになったのでした。やったー!
点検口を作った結果、屋根裏の風通しが良くなり清浄な空気を保てています。
やはり私の勘は正しかったね♪
小屋裏収納から屋根裏へ入れるように、壁面に点検口を取り付けてもらいました。
(簡易ロックは私が付けました♪)
点検口から見える屋根裏
更にズーム
換気のため点検口を開けておきたいのですが、屋根裏から害虫など入ってくると嫌なので自分で網戸を作って設置してみました。
父の遺品の大工道具が大活躍!
点検口の枠と網戸の間は隙間なくぴったりくっついています。
取っ手を持って少し上にずらすと外せる仕様です。
屋根裏から点検口を見た様子
今回の作業の功労者たち
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カインズ(CAINZ) 桐 押入れすのこ 5枚貼り ワイドタイプ 2枚入
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押し入れに敷くスノコですが、ノコギリで簡単に切れるので、ちょっとしたDIYに大活躍します。
私は今回、このスノコに金網を張って網戸を作りました。
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金網をスノコに張るために使いました。
ホッチキス止めの要領で、ガンガン打ち付けられて快感♪
(父の遺品の中にこのマックスガンタッカがありました。使いやすいよ、ありがとー)
最初は怖くて不潔なイメージのあった屋根裏ですが、ネズミ騒動を通じて色々な経験ができて、今では屋根裏の浄化が趣味のようになっています。
他にも色々とやってみたいことはありますが、取り急ぎ、近日中に天袋の上の点検口に網戸を設置して、空気を抜けやすくしようと計画しています。
長文をお読みいただきありがとうございました。