アニメレビュー「恋は世界征服のあとで」

「これは正義のヒーローと悪の戦闘員の物語である!」

主人公は、氷結戦隊ジェラートファイブ(美味しそう)のリーダー、レッドジェラートの不動。

王子キャラでイケメンなブルー、お色気お姉さんのイエロー、新人で元気JKのピンク、沈着冷静な空手家のグリーンと共に、悪の秘密結社ゲッコーとの死闘を繰り広げる日々。
(ちなみに変身シーンのシャリシャリした氷結音が心地良くて、サワー飲みたくなります。笑)

敵対する悪の秘密結社ゲッコーの構成は、トップのボスラーの下にリーダーの怪人たち、その下にサブリーダーの王女シリーズ、底辺に月光兵というヒエラルキー。

レッド不動は王女シリーズの一人、死神王女のデス美(ひどい名前w)との初めての戦闘で彼女のことが忘れられなくなり、筋トレ以外なにもできなくなってしまう。

好きな人ができてもヒーローだからと諦めて筋トレにのめり込む不動を心配したジェラート博士は、不動の想う相手が死神王女とも知らず「告白してこい」と背中を押す。

さっそく告白して晴れてカップルになった二人だが、敵同士の二人が付き合っていることは世間には絶対に知られてはならない。

という秘密の関係がドキドキ要素な気がするけれど、二人は意外と図太くて、どうせならデートスポットで戦闘しようと互いの組織の機密を漏らし合って、ちゃっかり逢瀬を楽しんでいる。

イチャつく二人の背後で、激しい戦闘が繰り広げられている様がシュールだ。

敵キャラも味方キャラも総じてポンコツで、極悪そうなボスラー総統や巨大な熊怪人ですら微笑ましい。戦闘ばかりしている割に平和な世界である。

脳筋で熱い男(モブ顔なのに何となくカッコよく見える)不動と、中身はオシャレ好きな女の子(戦闘服はかなりキワドイ)なデス美。


素顔はただの(?)高校生の二人の可愛い恋愛を応援したくなります。

オープニング曲も必聴で、オーイシマサヨシと田村ゆかりちゃんの「ドッカーン」で始まる元気な歌声に毎回ワクワクしていたところ、6話が始まった時に野太い男性声で「ドッカーン」ときて笑い転げました。


ゆかりちゃんパートを熊怪人カルバリンベア役のCV安元さんが歌ったネタだったのですね。低音ボイスでノリノリにガナりまくってくれて、こういうの大好きなので非常に助かります。

とにかく元気を出したい時にオススメのアニメです♪